
INSTRUMAX(英迈仪器(天津)有限公司)はこのほど、独自開発した荷電化粒子検出器(CAD)で、中国薬品検定研究院(National Institutes for Drug Control、NIDC)の2026年特別設備購入事業(第5次)を落札しました。
事業名:中国薬品検定研究院2026年特別設備購入事業(第5次)
案件番号:XHTC-HW-2026-0829
今回の落札は、INSTRUMAX CADが国家レベルの医薬品試験・研究分野へ進出するうえで重要な一歩であり、中国で開発されたCAD技術の医薬品分析における応用価値を示すものです。
CAD:液体クロマトグラフィーの汎用検出技術
荷電化粒子検出器(CAD、Charged Aerosol Detector)は、新しい液体クロマトグラフィー用汎用検出器です。
CADは液体クロマトグラフィーの移動相を噴霧してエアロゾルを生成します。溶媒を蒸発させて乾燥した分析対象成分の粒子を形成し、粒子に電荷を与え、その電荷を測定して成分を検出します。
化合物の紫外吸収に主に依存するUV検出器と異なり、CADは紫外吸収がない、または弱い多くの化合物を検出でき、液体クロマトグラフィーにおける重要な汎用検出手段となります。
CADは医薬品開発、医薬品品質研究、不純物分析、医薬品添加剤の分析、複雑な試料の分析などに活用できます。
中国におけるCADの自主開発と製品化を推進
INSTRUMAXは2020年にCAD技術の研究開発を開始しました。
クロマトグラフィー検出器の開発と応用に関する長年の経験を基に、CADの中核となる検出過程を継続的に研究し、エアロゾルの生成・選別、窒素ガスの帯電、温度制御、電荷検出、信号取得、液体クロマトグラフィーとのデジタル接続を含む技術体系を構築してきました。
製品開発では検出感度、繰り返し精度、直線性範囲、安定性、異なる液体クロマトグラフィーシステムとの互換性を重視し、実際の応用を通じて製品とソリューションを改良しています。
現在、INSTRUMAX CADはシリーズ製品を展開し、主要な液体クロマトグラフィーシステムとのデジタル接続を進め、LCとCADを組み合わせた分析ソリューションを提供しています。
医薬品分析と品質研究を支えるCAD
医薬品開発や品質研究では多様な化合物を扱います。分析対象には明確な紫外吸収を持たないものや、UV検出とは異なる検出方法が必要なものがあります。
こうした場面で、CADは液体クロマトグラフィー分析に新たな検出の選択肢を提供します。
CADは汎用的な検出特性により、さまざまな不揮発性・半揮発性化合物の分析に利用でき、医薬品開発、不純物研究、医薬品添加剤の分析、品質管理への応用が期待されます。
今回の設備調達事業の落札により、中国で開発されたCADの医薬品分析分野における実際の活用がさらに広がります。
自主開発から専門研究施設での活用へ
2020年の研究開発開始から製品化、さらに医薬品試験・研究施設の調達対象となるまで、INSTRUMAXはCADの技術開発と応用に注力してきました。
中国薬品検定研究院の2026年特別設備購入事業(第5次)の落札は、INSTRUMAX CADの発展における新たな節目です。
今後もCADの技術革新と応用研究を進め、性能、システム互換性、応用力を高めることで、医薬品開発、品質研究、試験・検査、生命科学研究に向けて中国で開発した液体クロマトグラフィー検出ソリューションを提供します。
INSTRUMAX CAD荷電化粒子検出器
未知の世界を探る目
